ヨガとは

ヨガの語源

ヨガとは、最終目標であるサマーディ(悟り)への過程で行うもので、
その過程で得られるすべてのことを指す、と言われています。

サンスクリット語で繋ぐという意味の言葉が語源とされ、
心と体、内と外、魂と宇宙をつなぐ行いのことを言います。

インドの古典「ウパニシャッド」にはすでに
「五つの知覚器官と、一つの思考器官とをかたく四執持することをヨガという」
という記述があります。

ヨガの歴史

ヨガの歴史は古く、インダス文明から始まったとされています。

その根拠がインダス文明の遺跡モヘンジョダロからの出土品に、
ヨガの坐法で瞑想しているような姿が刻まれた印章があったことです。

しかし初期のヨガは瞑想が中心で、坐法のみのポーズと呼吸法で
悟りを目指すというもので、あまり広くは伝わりませんでした。

そこで新たに呼吸法やポーズ、瞑想法が開発され、
それがハタヨガとなり、西暦1200年頃から世界中に広まっていったのです。

日本には1919年ごろに中村天風という人物が
直接インドのヨガを広めたとされています。

1965年に「ハタヨガの真髄」という本が刊行されると、
ヨガは国内でも一気に知られるようになりました。

1995年にはハリウッドセレブ達の影響で、
世界的ヨガブームが起こり、それは現在まで続いています。

ハタヨガとは

ハは、太陽、男性、陽を、
タは、月、女性、陰を意味します。

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最終目的がサマーディ(悟り)であることは変わりないが、
そこまでに様々なポーズを取っていくスタイル。

ポーズを練習することもヨガであり、
ポーズが習得できたかどうかの判断は、「安定して快適」であるかどうか。

今日行われているヨガのほとんどがハタヨガに入ります。

ヨガで得られるもの

ヨガの目的は、サマーディ(悟り)にたどり着くことです。
そのために呼吸法やポーズ、気の流れのコントロールなどを行って、
心と身体をつないでいきます。

心と身体がつながることで安定し、
自分にも周りの環境にも多くの変化が訪れます。

浄化

ポーズを取ることで、血流の滞りのない身体を作り、
老廃物を体外へ押し出し、体内をきれいにしてくれます。

また筋肉が柔軟になって、関節の動きが良くなることで、
内臓の動きも活発になり、新陳代謝が上がり、より巡りが良くなります。

ヨガで行う呼吸法では、内臓脂肪を燃やすことができ、
心をリフレッシュすることができます。

前向きな姿勢

ヨガのポーズで心と身体が浄化されると、人間としての安定感が生まれ、
行動力、判断力、集中力、忍耐力、体制、認知力などが身につきます。

それらは人間関係を円滑なものにしてくれます。
されに仕事や日常生活がスムーズに進むことにより、
前向きで上向きな姿勢を得ることができます。

ダイエットと綺麗なライン

ヨガのポーズは静的なものが多いイメージですが、
長期的に続けていくと、きれいな筋肉をつけることができます。

身体の深い部分にまでアプローチをかけるポーズが多いので、
正しい筋肉と姿勢を身につけることができます。

ヨガを継続することで、
ダイエット効果と綺麗な身体のラインを得ることができます。

ホットヨガとは

スタジオ内の温度を約40℃、湿度を約40%に保ち、
本場であるインドの気候を再現した中で、ヨガのポーズを取ります。

ハタヨガの基本である、ポーズ、呼吸、姿勢、瞑想を取り入れ、
おおよそ一時間程度のレッスンを行うスクールが多いです。

その他のヨガ

近年では、ヨガはさらに多様化しています。

マタニティヨガや産後ヨガ、シニアヨガやキッズヨガは有名ですが、
海外では海に出てボードの上で行うSUPヨガや、
天井からつるした布に身体を預けながら行うエアリアルヨガ、
ハンモックの上でポーズを取るハンモックヨガなど、
ユニークなヨガが誕生しています。

今後も様々なライフスタイルに合わせた
新しいスタイルのヨガが誕生することになりそうです。


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