呼吸がヨガにとって重要な要素であることはよく知られている事実です。
呼吸の基本は、まず息を吐くこと。
息を完全に吐きることで、自然な動作で吸うことができます。

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片鼻呼吸

指で片方の鼻を押さえることで、
もう片方の鼻で空気を吸う、吐くを意識的に行う呼吸法。

ハタ呼吸とも呼ばれます。

「ハ」:陽・太陽・男性・右
「タ」:陰・月・女性・左

左右の鼻でそれぞれ呼吸をすることによって、体内の陰陽のバランスを整えます。

効果

・リラクゼーション効果が高い
・前向きな気持ちになれる

右の鼻から吸う息:身体を温める、明るい気持ちになる
左の鼻から吸う息:穏やかで優しい気持ちになる

心が落ち着かないときや、リラックスしたい就寝前に行うのがおすすめです。

トレーニング法

1.右手の人差し指と中指を曲げます。

2.右手の親指で右鼻を押さえます。

3.左の鼻からゆっくりと息を吸い込みます。

4.右の鼻から指を離し、左の鼻を右手の薬指で押さえます。

5.右の鼻から息をゆっくりと吐きだします。

6.右の鼻から息をゆっくりと吸い込みます。

7.左の鼻から指を離し、右手の親指で右の鼻を押さえます。

8.左の鼻からゆっくりと息を吐きだします。

9.3~8を繰り返します。


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カパーラバティ

直訳すると「光る頭蓋骨」という意味です。

鼻から強く息を吐きだし、反射的に息を吸うという呼吸法。
短い呼吸を繰り返し、一分間に120回呼吸を行うのが理想です。

慣れないうちは酸欠などになりやすいため、
トレーナーさんやインストラクターさんと一緒に行いましょう。

効果

・肺や頭の空気が換気されて、すっきりとした気分になる
・横隔膜や内臓のマッサージ効果

トレーニング法

横隔膜の動きで内臓が刺激されるため、空腹時に行うことをおすすめします。

1.胡坐を組んで背筋を伸ばします。

2.2,3度深い呼吸を繰り返します。

3.息を吸い込んだら、お腹をぐっと瞬間的に引き締めます。

4.鼻から短くて強い息を吐きだします。

5.一秒に二回吐き出すのが理想ですが、
  慣れるまでは一秒に一回吐くことを意識しましょう。


呼吸の重要性

心の状態と呼吸の状態は深く結びついています。

緊張していたり落ち込んでいるときは、浅い呼吸になりがちで、
逆に落ち着いてたり安らいでいるときは深く静かな呼吸になります。

心の状態から呼吸に変化が現れるのです。

ヨガでは呼吸を意識的にコントロールすることで、
呼吸によって心の状態を安定させる意図があります。

呼吸の状態から心に変化をもたらすのです。

日常生活でも常に行っている呼吸ですから、
ヨガから離れたときでも、意識的に深く穏やかな呼吸を心がけてみましょう。
心が落ち着いて、日常を優しく過ごすことができるようになります。




※本文中の記述は、わたしが通っているホットヨガスタジオLAVAのレッスンを参考にしています。

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