ダウンドッグのポーズとは

ダウンドッグのポーズとは日本語でいうと下向きの犬のポーズです。

両手と両足で身体を支えながら、背中をストレッチします。

太陽礼拝の中にも登場する、ヨガのポーズの中でもメジャーなものです。

実はこのポーズ、休憩のポーズの一つでもあります。
不思議な体勢ですが、きちんとポージングできていると身体が楽な姿勢です。

ダウンドッグのポーズを取るときのポイント

休憩のポーズとは言われていますが、このダウンドッグのポーズ、
慣れないうちは手のひらも肩も首も足も全部つっぱる感覚で、
ものすごくつらいポーズに思えるかもしれません。

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それは正しくポーズを取れていないことで、
このポーズによって得られる良い効果を台無しにしてしまっているからです。

ダウンドッグがつらいな、と思う方は以下の点を確認してみましょう。

ダウンドッグのポーズがつらい理由

  • 手と足の距離が遠すぎる
  • お腹の力が抜けてしまっている
  • 腕で身体を支えてしまっている(体重が前のめりになっている)
  • 腰が曲がっている
  • お腹と太ももが離れている

これらの点に心当たりがある方は、
ダウンドッグのポーズが正しくできていない可能性が高いです。

ダウンドッグのポーズを正しく取るポイント

正しいダウンドッグのポーズを取るには、コツがあります。

腰を伸ばす

まずはこのポーズの効用を考えてみましょう。
このポーズは背中をストレッチするポーズでした。

となると、背中が曲がっているのは間違っています。
よって腰はしっかりと伸ばすことです。

手と足の距離を縮める

手と足の距離が広すぎると、力が前後へと分散してしまいます。
ダウンドッグのポーズの特徴は、お尻を高く引き上げることです。

体の力が全部お尻の先の天井に突き上げられていく感覚を持ちましょう。

そのため、かかとが付く場所まで足の位置を前に運び、
手と足の距離をある程度縮めましょう。

お腹に力を入れる

特に下腹に力を入れて、おなかをしかりと引き上げましょう。
逆に肩や首からは力を抜きます。

お尻を高く突き上げ、斜め後ろから引っ張られている感覚で、
手のひらでは床を押しますが、肩や首はただそこにあるだけです。

体重は足側にかける

体重が前の方に乗っかってしまうと、肩や首に負担がかかり、苦しくなります。
体重はお尻から太ももの裏の方に預けます。

お腹と太ももを近づける

とにかく斜め後ろからお尻を引っ張られている感覚ですので、
体は半分に折れるイメージ(前屈)で、おなかと太ももを近づけます。

すべての力はお尻の先に向けて、あとはなるがままの姿でいることがポイントです。

肩が苦しいときは、まだお尻の高さが足りないときです。
もっと斜め後ろに突き出すように重心を足の方へと動かしましょう。


まとめ

なんとなくの感覚は理解できたでしょうか。

ダウンドッグのポーズのコツはここで述べたものですが、
身体が実感として覚えるのは、繰り返される太陽礼拝の中でのポージングでしょう。

太陽礼拝は全身を大きく使うシークエンスなので、
何度も繰り返していくうちに、あるは発展のポーズをからめていくと
ものすごい運動量になります。

そんな太陽礼拝の繰り返しの中で、
ダウンドッグのポーズで休憩を取ることができるようになっていくでしょう。

上手くいかないなと思ったときは、
とにかく斜め後ろにお尻を突き出すイメージを思い出してくださいね。


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