むくみ解消やストレス解消に効果的なリンパマッサージですが、
マッサージの効果を最大限に引き上げる3つの準備マッサージがあるのをご存知でしょうか。

ホットヨガのリンパ系のクラスを受講していると、
必ずメインのリンパマッサージを始める前に準備を行います。

今回はリンパマッサージの効率を上げる準備についてご紹介します。

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上半身のマッサージ効果を上げる準備

肩や背中、腕やウエスト回り、首まわりのリンパマッサージをする前に、
まずはリンパの出口を柔軟にしておく必要があります。

リンパの流れがよくなっても、出口あたりでつまってはあまり効果が期待できません。
そこで、上半身を流れるリンパの出口である鎖骨をまずは温めます。

鎖骨の温め方

エッセンシャルバームを持っている方は、両手にたっぷりとバームを取ります。

1.両てのひらをこすり合わせて、手のひらの温度を上げます。
2.両手をクロスして、てのひらを鎖骨の上で左右に滑らせます。
3.鎖骨に直接てのひらを触れ合わせることで、ヒーリング効果も期待できます。
4.鎖骨の始まりから肩先までをしっかり温めましょう。

リンパヨガのマッサージには2種類あります。
一つがドレナージュという、優しく触れる感覚でマッサージする方法、
もう一つが筋肉マッサージという、筋肉と骨を解す強めのマッサージです。

リンパマッサージの準備にあたる鎖骨のマッサージはドレナージュにあたりますので、
鎖骨を強くこするのではなく、手のひら全体で温めながらやさしく触れていく感覚で行います。


腕のマッサージ効果を上げる準備

腕のマッサージ効果を高めるには、腕を流れるリンパの出口を温める必要があります。
腕のリンパの出口は、わきの下にあります。

二の腕を細くしたいとか、パソコンやスマホなどで疲れた手を休めたいときなどに、
腕のマッサージは効果的ですが、より効果を高めるために、
まずはリンパの出口であるわきの下を十分に温めましょう。

わきの下の温め方

1.まずは左腕を上げます。
2.右手を手のひらを肌に添わせるようにしてわきの下に当てます。
3.左腕を下ろします。
4.右手の人差し指が体温計を置く位置と同じ場所になるように調節します。
5.左手を上げて、手のひらを頭の後ろに当てておきます。
6.右手をくるくると前後に回し、わきの下をマッサージします。

わきの下のマッサージもドレナージュなので、やさしく温めてあげてください。
力を入れてぐるぐるマッサージしてしまうと、あまり効果がありません。


下半身のマッサージ効果を高める準備

足のむくみは女性にとって、永遠の課題ではないでしょうか。
むくみの解消にはやはりリンパマッサージが効果的です。

そのリンパマッサージの効果をさらに上げるために、
足のリンパの出口を温めて解しておく必要があります。
足のリンパの出口は、鼠径部(足の付け根、パンツのラインあたり)にあります。

鼠径部の温め方

1.両手のひらをおなかに当てます。
2.小指の外側のラインが足の付け根、パンツのラインあたりに来るように手をずらします。
3.鼠径部に小指の外側を置き、両手を上下に動かして肌を温めます。

鼠径部を温めるマッサージもドレナージュになりますので、
強くこするのではなく、やさしく温めるようにして解していきましょう。


おまけの準備マッサージ

ここまで上半身、腕、足のリンパの出口を温める方法をご紹介してきました。
ご自分でマッサージするときには、まずは上記三か所をドレナージュで温めておきましょう。
マッサージの効果が最大限にまで引き出されるはずです。

その三か所以外にも、もう一つマッサージ前に温めておきたい場所があります。
それが、耳の下です。

顔のマッサージは小顔やむくみ解消、ストレス緩和などの効果があります。
そのマッサージ効果を高めるためには、まずは耳の下を温めておく必要があります。

耳の下の温め方

1.両手の人差し指と中指の間を広げます。
2.人差し指と中指で耳たぶを挟むように手を当てます。
3.てのひらをしっかりと顔と首に密着させます。
4.てのひらをゆっくりと回して、耳の下の肌を解し、温めていきます。

耳の下を温めるマッサージもドレナージュになります。
顔の表情が変わらない程度にやさしくマッサージしていきましょう。



※本文中の記述は、わたしが通っているホットヨガスタジオLAVAのレッスンを参考にしています。

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