近年ではビジネスシーンをはじめ、注目を集めている瞑想ですが、
瞑想はヨガの原点回帰ともいえる重要な要素です。
正しい瞑想は、心身のリフレッシュに大きな効果があります。
ここでは、瞑想について詳しく見ていきましょう。
瞑想とは
瞑想はヨガの原点です。
頭を空っぽにすることで脳を休め、
心を無にすることで精神のメンテナンスを行います。
場所も時間も選ばずに、好きな時に手軽に行える点も
現代社会で注目を集めている理由かもしれません。
ただ、始めるのは簡単ですが、「無」を極めには慣れが要ります。
瞑想の効果
以下のような効果があるとされています。
- 集中力アップ
- 客観性の向上
- 想像力や創造力の向上
- 自律神経を整える
- 脳の休息
- 体調不良の改善
- 思考の明確化
目指す地点
瞑想は、はたから見ているとただ胡坐を組んで目を瞑っているだけ。
しかも明確な答えがないため、どこがゴールなのか分かりにくいものです。
このゴールは、人それぞれ異なりますが、
あえて言葉にするのであれば「無」をゴールとして目指すことになります。
ただ、「無」の状態になるためには、考えすぎるのもよくないのです。
無になりたいと思っているうちは、
「無になりたい」という思考が頭に存在しているため、「無」ではありません。
瞑想をしていると、あるときふと訪れるのが「無」ですが、
精神論になってしまうと分からないゆえに敬遠してしまいがちです。
それではもったいないので、個人差があることは前書きとして書かせていただき、
瞑想を行う上でのポイントをご紹介したいと思います。
瞑想を行うときのポイント
瞑想を行う姿勢
1.胡坐を組みます。
坐法は様々ありますが、自分に合っているものを選びましょう。
無理のない姿勢で足を組むことができるものが好ましいです。
2.骨盤を立たせて、軽く背筋を伸ばします。
3.両手は軽く握って、両膝の上にそっと置きます。
4.ゆっくりと目と瞑ります。
5.鼻から吸って鼻から吐き出す、複式呼吸に意識を向けます。
6.考え事が浮かんでも、気にしません。
外の音が聞こえてきても、軽く流します。
7.最初は身体の隅々にまで空気を届けるように、呼吸での空気の通り道を意識します。
8.時間の目安は3~5分ですが、瞑想に慣れてきたら納得するまで行ってもOKです。
ふっと気付くと時間が経っていた、ということがあります。
眠ってしまったわけではなく、ぼうっとしていたわけでもなく、
なんとなく時間がとんだような感覚があれば、瞑想に成功したと思っていいでしょう。
瞑想のスペシャリストたちは、「自分が溶けてしまう感覚があると言います。
空と陸と空気と大地、そして自分が一つにつながった感覚があるのだそうです。
残念ながらわたしはまだその境地には達していませんが、
それでも心身のリフレッシュができ、集中力が高まるという効果は実感できています。
瞑想がうまくいかないときは
・身体が緊張しているのかもしれません。
太陽礼拝など、ヨガのポーズを行って全身の緊張を取りましょう。
・呼吸を意識的にゆっくりにします。
3~5秒かけて鼻から息を吸い、同じだけ時間をかけて鼻から息を吐き出します。
腹式呼吸を心がけると、よりリラックスできます。
・無になろうと思い詰めているかもしれません。
瞑想は自然を意識して行うもので、頑張り過ぎは逆効果になります。
義務ではありませんので、楽な気持ちで臨んでください。
・窓を開けて風を感じながら行うのも効果的です。
呼吸に集中できないときは、流れる風を感じるのも良いでしょう。
雨の日の水の音も集中力を高めてくれます。
・できない日もあります。
ヨガのポーズと同じで、体調等によっては瞑想できない日もあります。
瞑想できない日はそういう日なのだと受け入れてみましょう。
明日はできるかもしれないし、納得できる瞑想は明後日になるかもしれません。
でもそれで大丈夫なのです。
※本文中の記述は、わたしが通っているホットヨガスタジオLAVAのレッスンを参考にしています。